OpenAIは10月26日、モデル構成の新しい中位としてGPT-6.1 Terraを公開し、GPT-5.6 Terraを置き換えた。同社は、視覚的な推論、パソコン操作、読みやすい文章に向く高速で効率的なモデルと説明し、書類の入力、提案書の作成、技術図面の読み取りといった日常の事務作業を想定している。

APIの標準価格は100万トークン当たり入力1ドル、キャッシュ済み入力0.05ドル、出力5ドルで、名称はgpt-6.1-terraだ。OpenAIはGPT-5.6 TerraとGPT-6.1 Solより50%低いとしている。Artificial Analysisは従来のTerraを2ドルと12ドルと記録しており、下げ幅は出力側が大きい。

性能の数字は大半がOpenAIによるものだ。同社は、努力設定が中程度のAgents' Last ExamでGPT-5.6 Terraを15ポイント上回り、費用は約3分の1だとしている。最大設定では1件当たりの費用がClaude Opus 5.5の約9分の1になり、誤りを誘う社内の問題集では低い努力設定で誤答率が53.6%から16.7%へ下がったという。

独自に試験するArtificial Analysisは、最大設定でGPT-5.6 Terraより自社のIntelligence Indexが6ポイント上がり、1件当たり0.40ドルと1.40ドルの差が出たと報告した。幻覚の割合も88%から38%へ下がったとしている。OpenAIは最も複雑なコーディングではSolとGPT-6 Astraが適するとし、TNWはOpusとの比較がOpenAI自身の試験に基づくと指摘した。

TerraはChatGPT WorkとCodexでPlus、Pro、Enterprise、Eduの利用者向けに掲載され、Chatタブは10月7日からGPT-6 SolとGPT-6 Lunaへ移り始めた。OpenAIはTerraがPreparedness FrameworkでサイバーセキュリティのCritical水準に該当し、GPT-6 Astra向けの保護を維持すると説明している。努力設定が価格と結果の両方を動かすため、実際の業務での1件当たり費用が比較の目安になる。

今後の注目点

努力設定をそろえた外部のパソコン操作とコーディング試験で、1件当たり費用の優位がどこまで残るかが分かる。

情報源

この2026年10月26日の記事は、OpenAIのTerraとGPT-6の発表、Artificial Analysisの測定結果、9to5MacとTNWの報道を基にした。AI News of Todayはモデルを試験していない。

可能な限り、一次資料や現場取材に基づく報道へのリンクを掲載しています。

  1. OpenAI GPT-6.1 Terra announcement一次資料 · 2026年10月26日
  2. OpenAI GPT-6 ChatGPT rollout announcement背景資料 · 2026年10月7日
  3. Artificial Analysis benchmark results報道 · 2026年10月26日
  4. 9to5Mac launch report報道 · 2026年10月26日 18:21 UTC
  5. TNW launch report報道 · 2026年10月26日 19:49 UTC